巻ばね機械
モリタアンドカンパニーのバネ専用機・製造プラントからつくり出される多様な巻きバネ製品。
供給先も、自動車産業を中心として幅広い産業分野におよんでいます。
技術領域もワイドで、最大線経100mmまで対応のコイルばね機械の実績もあります。
STEP 4セッチング
セッチングマシン
へたり量が問題になるバネに、使用中のへたりを防止し、同時に材料の弾性限を高めることを目的とします。
コールドセッチングユニットB663S
装置概要
ショットピーニング後のコイルバネを2本ずつ常温セッチングする設備です。 ホットピーニングされたバネを冷却する機能も備えています。 セッチングが終了したコイルバネは塗装用のハンガーコンベアに吊り下げます。 バネの両端の形状によって、交換するジグはジグチェンジャー(オプション) により自動的に交換することが出来ます。
構成一覧
- 水冷装置
- セッチングマシン
- ジグチェンジャー(オプション)
- ペイントハンガーへの引っかけ装置
- 位置決め装置及び搬送装置
仕様
※表は左右にスクロールできます。
製品仕様 | 線径 | 8~32mm |
---|---|---|
コイル外径 | 85~200mm | |
コイル内径(円筒形) | 50~160mm | |
コイル内径(円錐形) | Min. 50mm | |
自由長(プリセット前) | 200~600mm | |
自由長(プリセット後) | 160~550mm | |
巻方向 | 右 | |
機械仕様 | ヘッド数 | 2ヘッド (1サイクルあたり2個のバネを処理するシステム) |
加圧能力 | Max. 3000kgf | |
荷重検出 | ロードセル | |
加圧ドライブ | ACサーボモータ | |
コイルバネの温度 | 常温 | |
計測方法 | コイルバネの高さ指定、荷重測定 | |
サイクルタイム | 平均 10 sec/2pcs.(約 600pcs./Hr) |
ウォームセッチングユニットB564W
装置概要
本設備は、全自動にて、焼き戻し炉排出コンベアー上のワークを受け取り、ショットピーニングの自転ローラーセンターへの受け渡しを、行う装置です。 ラインの中のコイルバネの搬送は、基本的には、シュート等による、フリードロップ方式は使用しません。 段取り換えは、オリエンテーション用シート及びセッチング用シートを作業者の方による手動交換になりますが、後は自動段取りとなります。
構成一覧
- 焼き戻し炉のコンベアーからのアンローダー
- オリエンテーション
- オリエンテーションNG排出コンベアー
- ウォームセッチング機へのローダー
- ウォームセッチング機
- ウォームセッチング機からのアンローダー
- 途中挿入コンベアー
仕様
※表は左右にスクロールできます。
製品仕様 | 線径 | 10~20mm |
---|---|---|
コイル外径 | 85~190mm | |
コイル内径 | 60~165mm | |
自由長(セッチング前) | 250~600mm | |
完成自由長 | 200~550mm | |
コイルバネ単重 | 1.0~8.0kg/pc | |
密着高さ | over 60mm | |
総巻数 | Max. 16 | |
巻きこみピッチ | Max. 180mm | |
サイクルタイム | 平均 4.5 sec/pcs. |